2008年02月12日

上海・賭博抜き旅行 その5

帰国の日。
ホテルをチェックアウトしたが、まだ飛行機の時間まではちょっと時間があるので小籠包を食いに行く。
うむ、うまい。
ただ、個人的には「生煎」の方が好きだな。(その2参照)

20080212_01.jpg再びリニアに乗って空港へ。
速いのはいいが、相変わらず揺れる。
8分だから我慢できるが、30分以上乗ったらかなり辛いと思う。
JR東海が作るというリニアは大丈夫なんだろうか?

浦東国際空港に到着。
とりあえず出国手続をして出国エリアに出てしまったんだが、出国エリアが結構しょぼい。暇を潰すのに苦労する。トイレや喫煙所に行くのにわざわざ階段を上り下りしなけりゃならんってのはどういう設計なんだ。

20080212_02.jpgお茶していると、こんな光景に出会った。
何を言っているかはわからんが、どう見ても説教されている様子。
客の目の前で説教せんでも・・・。

帰りは直接成田へ。
成田では特に荷物をチェックされることもなく(べつにヤバいものも持ってないけど)、無事帰国。いや、体も財布も無事だが、精神的には相当きつかった。もうしばらく中国はいいや。

posted by 穴魔 at 22:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月11日

上海・賭博抜き旅行 人民

人民・・・ここでいう人民とは「中国共産党の支配下に暮らす漢民族」のことだが、この人民がまぁ凄い。

人民はゴミを捨てる。上海でも可燃ごみ・不燃ごみの分別が出来るようなゴミ箱は設置されているのだが、実態は全く分別されていない。いや、それ以前に「ゴミ箱にゴミを捨てる」ということが全く出来ていない。人民はゴミが出たらところかまわずその辺に捨てる。たとえ1m先にゴミ箱があろうとも、躊躇なくその場で捨てる。そしてそれを掃除するおっちゃんおばちゃんがいて、おっちゃんおばちゃんはちりとりにゴミが溜まったらゴミ箱に捨てる。道端にあるゴミ箱ってそういうために置かれていたのか。もちろん分別なんぞしない。溜まったら捨てる、ただそれだけ。

人民は並べない。電車やバスの乗降も、切符の自動販売機でも、列というものを作れない。ウザい。

人民は声がでかい。電車の中でも大声でしゃべっている。夫婦がわざわざ離れたところに座って、大声で会話しているなんてのはあちこちで見た。なら隣りに座ればいいじゃねぇか。

人民は痰を吐く。地下鉄の車内でもデパートの中でも、どこでもかまわず吐く。老若男女かまわず吐く。あれは本当に勘弁して欲しい。

人民はタバコを吸う。とんでもない勢いで吸う。どんな場所でも吸う。道端で、街中で、駅で、人ごみの中で。中国では「嫌煙権」というものはないと思ったほうがいい。まぁ、これは私にとっては嬉しかったが。

人民は数が多い。上海の人口が多いのはまぁいいとして、地方都市だと思っていた無錫の人口が450万人くらいいるってのは恐ろしい。考えてみれば世界の5人に1人は人民だ。多すぎだ。出来れば毛沢東があと5人くらい出てきてくれればめでたしめでたしなんじゃないかと思うのだが。1毛沢東で1億人くらいは死ぬだろうから、5毛沢東なら5億人は人口が減ると思うぞ。

別に私は人種差別をしようという意図はない。「漢民族」だからどうだというつもりはない。実際、香港や台湾、その他各地で出会った漢民族はまともな人たちだ。ただ、人民はなぁ・・・。かつてイギリスが世界各地を植民地化していった際に「未開の民族を文明化する」とか言っていたそうだが、それを聞いたときは「何と思い上がった考え方なんだ」と思っていた。が、実際中国へ行くとその言い方もわかる気がする。

ところでこれは意外といえば意外に思えるかもしれんが、少なくとも滞在中「日本人だから」という理由で嫌な思いをしたことはない。いや、嫌な思いはたくさんしたがそれは私が日本人だからではない。人民が普通に行動しているのを見て不愉快になったり「貴様殺してやる」と思ったりしただけだ。ちなみに、だいたい3時間に1人は殺してやりたい奴に出会う。が、少なくとも「日本人であることを理由に向けられた悪意」は感じなかった。もっと長期で滞在すればまた違うのかもしれないが、旅行で行く程度ならたいして問題はないってことか。
posted by 穴魔 at 23:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

上海・賭博抜き旅行 小ネタ集

いろいろとあったんで、小ネタをいくつか紹介。

旅行中って「あの人、○○に似てるよなぁ」と思うことがよくある。もちろん冷静に見れば大して似てないんだろうけど、なんとなく旅行中ってそんな気分になる。
が、今回モロにそっくりな人を見つけてしまった。
それは・・・「バナナマン・日村にそっくりな姉ちゃん
見た瞬間、声出して笑いそうになってしまった。


上海で電車やバスに乗るのは一種の戦いである。
とにかく人民は並ぶということが出来ない。
そして、「降りる人が先、乗る人が後」というごく一般的と思われるマナーを知らない。
したがって、電車のドアが開けばその瞬間ど真ん中から乗ってくる奴がいるし、バスのドアが開けば我先に乗り込む。
とりあえずビビっていては電車から降りれないしバスにも乗れないので、電車では乗り込んでくる奴に蹴りやエルボーを入れながら突進して降りなければならんし、バスに乗るときは割り込んでくる奴を殴って乗る必要がある。
さすがに「顔はやめなよ、ボディボディ」という三原順子の名言が頭をよぎったのでレバー狙いにしておいたが。


しかしそんな上海でも少しは常識(上海では非常識)をわきまえている人がいるもので、地下鉄でホームドアの正面で待ち構える子供に「そこは降りる人が通るところだよ、乗る人は脇で待つの」みたいに教えている親がいた。おお、そういう人もいるんだ。
・・・が、その直後にドアの正面で待つ兄ちゃんが。
上海でマナー、というか常識を教えるのは難しいなぁと思っていると、その子供が兄ちゃんの袖を引っ張って「乗る人はこっちで待つんだよ〜」みたいなことを言っている。
君が大きくなる頃には人民もまともになっているといいね。
が、あまりに続々とそういう人民がやってくるので、ついに子供もあきらめた。
こうやってまた人民が作られていくのか。


上海で道を歩いていると、音もなく忍び寄る原チャリがある。
いきなり背後で「ププーッ」と鳴らされるのは正直怖い。
あれ、電動なんだろうか?


中国というと飯は美味そうなイメージがあるが、案外そうでもない。
庶民的な店なら10RMBもしないで食えるけど、かなりの確率でまずい。
油まみれの炒飯とか、全くアクを取っていないスープとか。
しかし美味い店はとてつもなく美味い。
この辺の当たりハズレを楽しむという意味では、香港では絶対に真似できない。香港はほとんどの店で最低水準はクリアしちゃっているからね。


海外だと、タクシーというのはあまり評判の良い乗り物ではない。ぼったくるとか、遠回りするとか、運転が荒いとか。
が、意外にも上海のタクシーはかなりまともである。
まぁ多少、いやかなり運転は荒いが、ぼったくられることもなく、もちろんちゃんとメーターを使ってくれる。全部が全部そういう運転手ばかりかはわからんけど、両手で足りるか足りないかくらいタクシーに乗ってそんなにひどい運転手には当たらなかったからそれなりにまともと言っていいと思う。
一番驚いたのはもうすぐ目的地だな・・・と思っていると「あそこに寄せていいですか?」と日本語で語りかけられたこと。日本語しゃべれる運転手がいるんだねぇ。
posted by 穴魔 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

上海・賭博抜き旅行 その4

 疲れた・・・。
 朝の目覚めもスッキリしない。

 骨董品を売っているところが上海にはいくつかある。買うかどうかはともかく、見に行ってみよう。向かったのは「東台路」というところ。

 骨董品と言っても唐代だの何だのという古さではなく、せいぜい清朝末期とか中華民国時代とかそのくらい(だと思う)。そんな中に混ざっているのが毛沢東グッズ。Tシャツとかバッグ、そして毛沢東語録。上海では毛沢東はもう骨董品なのだろう。

 骨董品と書いたが、よく見るとそれほど古そうに見えない品も多い。いや、デザインとかはアンティーク調なのだが、それほど使い込んだ感じがしない。小物入れの箱なんか、ふたを開けると接着剤のにおいがする(笑)。

20080211_01.jpg 本当の骨董品は高くて手が出ないので、骨董品もどきを物色していると・・・ババババババンッ! 爆竹だ。とてつもない量の爆竹が消費されている。うるさいなんてもんじゃない。

20080211_02.jpg 適当にアンティークもどきの小物入れなんか買ったりして、骨董品街を後にする。その後プラプラと歩いていると、淮海中路という通りに出る。デパートなんかが並んでいる。よく見ると、香港資本が多いようで、見覚えのある看板がたくさんある。屈臣氏、許留山、大家楽、そして糖朝もある。そんな中にあったのが「時代広場」というショッピングセンター。香港にも同じ「時代広場」があるんで、ここも香港資本なのだろう。ここ、もしかしたら見覚えがある人もいるかもしれないが、香港映画「少林サッカー」のオープニングとエンディングに出てきたあの場所である。こんなところにあったか。ここに私が欲しいスーツケースが売られているというので見てみたのだが・・・日本で買った方が安いわ。

 昼飯を済ませて、再び外灘に出る。「そういえば遊覧船に乗ってなかったなぁ」と思ったんで。旅行に行ってもこれといった目的があるわけではないが、「高いところ」と「遊覧船」はつい手を出してしまう。

 チケットを買うと、「そこで待っててね」と待合室に案内される。私以外に客はいない。しかしここ、川に面してはいるけどどう考えても船が接岸できるとは思えない。どこから乗るんだ? しばらくすると客もパラパラと集まってきて、「こっちに来〜い」と案内される。ついていくと、そこに止まっているのは一台のバス。俺、船に乗るはずなんだけど・・・と思いながらもバスに乗り込むとおもむろに走り出す。しばらく走ってバスから降ろされる。案内されたのでついていくと、なんか知らんが「人民解放軍の施設」みたいな看板が出ているところに入っていく。いいのか? しかしそこに遊覧船は停泊していた。

 オープンエアーのデッキに陣取ったのだが、出航して5分後、早くも後悔することになる。寒いのだ。そのくらい気づけよって感じだが、だってオープンエアーの方が気持ち良さそうじゃん・・・。

20080211_03.jpg20080211_04.jpg
 船は右に外灘、左に浦東を見ながら黄浦江を進む。しばらく行くとUターン。あれ、航路図ではなんか大きな橋をくぐるようなんだが、そんなところまで行ってない。お前ら適当過ぎんか? まぁ、寒いからいいや。

20080211_05.jpg 夜は再び上海雑技団鑑賞。今度は別の劇場へ行ってみる。地下鉄を降りるとそこにあったのはデパート。よく見てみると・・・島津?
 本日の劇場は雲峰劇院という名前。チケットは150、200、280RMB(だったかな?)。安い席でいいや、と思ったんだが、「280RMBの席にしない?前から2列目の席を用意できるけど」という。人民元余らせてもしょうがないんで、お言葉に甘える<言葉の使い方間違い

 2日目の上海馬戯城はどちらかというとラスベガスのショー(って行ったことないけど)っぽい演出だったが、ここは純中国風とでも言えばいいのだろうか、なんとなく泥臭い。が、日本人が思い描く「上海雑技団」のイメージとしてはこっちの方が近い。正直280RMBは高いと思うし一番安い席で十分なんだろうが、まぁ一見の価値はある。
 雑技団の出し物の一つに「皿回し」がある。一人で3,4枚の皿を回しながら前転したり肩車したりといろいろやるのだが、途中で一人失敗して皿を1枚落としてしまった。でもそれが逆にリアリティを感じさせる。いや、実はそれまで「本当は棒と皿がくっついてるんじゃねぇか?」と多少疑っていたんで。

 雑技団を見終わって、南京東路を散歩。もう一度マッサージでもと思って見て回ったのだが、どうも南京東路周辺は物価が高い。初日に見つけたマッサージ屋は20RMBだったというのに、この近辺は100RMBとかする。や〜めたっ。
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2008年02月10日

上海・賭博抜き旅行 その3

20080210_00.jpg 今日は上海を脱出。ちょっとした旅に出る。
 昨日購入したチケットを手に向かったのは上海駅。なんかここも人多すぎ。
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 中国で列車に乗るには、まず待合室に入らなければならないらしい。列車ごとに待合室が決められていて、そこで発車を待つ。待合室では沿線の地図が売られていたので、私も1つ購入。
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 案内があってホームに向かうと、そこに止まっていたのは東北新幹線そっくりな車両。車内に入ってもどう見ても東北新幹線。リクライニングが座面と背もたれそれぞれ動くよう2つボタンがあるところまで東北新幹線と全く同じ。帰国後に調べたらそれもそのはず、同じ車両を中国に売ったらしい。

20080210_05.jpg 「上海〜蘇州と〜汽車に乗り〜」と歌いたいところだが、そんな風情はない。まるで出張に行くような気分で小一時間が経過し、「太湖のほとり〜無錫の街へ〜」到着。小一時間乗って39RMBだから安い。車内では歌う気分にはなれなかったが、やはり日本人たるもの無錫へ来たからには「無錫旅情」を歌わなければならない。「君の知らない〜異国の街で〜君を想えば〜泣けてくる〜♪」

 ・・・とまぁ、これで帰ってもいいわけだが、別に上海ですることがあるわけでもないし、せっかくなんでちょっと足を伸ばす。ここ無錫には「無錫旅情の歌碑」なるものがあるらしい。鼈頭渚公園という公園の中にあるらしいんだが、さてどこにあるんだろう。そこで活躍するのがさっき上海駅の待合室で買った地図。駅からK1というバスに乗って行けばいいらしい。というわけでバスを待つ。気がつけばずいぶん多くの人がバスを待っている。そこへバスが到着。一気にバスに殺到する人民。私にタックルかまして来る奴もいる。ここでスンナリ引いたら今後番手の主張が出来ないので、徹底的に競る。とりあえず、こっそりと一発殴っておいた。

 バスは30分ほど走って鼈頭渚公園に到着。ここはまさに「太湖のほとり」にある。ここで予想外の事態が。この公園、入場料を取る。しかも105RMB。た、高い。ただし公園内を走るバスと船のチケットつき。バスが走るほど広い公園なのか?
 入口を入るといきなりバス乗り場。バスに乗り込むと5分ほど走って全員降ろされた。とりあえず私もバスを降りる。目の前に食堂があったので、ちょっと早いが昼飯。小籠包を注文する。・・・まずい。観光地の飯に期待した私がバカだった。

20080210_06.jpg20080210_07.jpg ぷらぷらと散歩していると、石碑を発見。もしかして・・・裏に回ってみると、おお、まさしく「無錫旅情」の歌碑ではないか。というわけで、とりあえず歌う。「君の知らない〜異国の街で〜君を想えば〜泣けてくる〜♪ 俺など忘れて〜幸せつかめと〜チャイナの旅路を〜行く俺さ〜♪ 上海〜蘇州と〜汽車に乗り〜太湖のほとり〜無錫の街へ〜♪」

 石碑さえ見てしまえばもう用はないのだが、船のチケットが余っている。105RMBも払ったので使わないのはもったいない。というわけで船に乗ってみる。てっきり遊覧船だと思ったんだが、そうじゃなくて沖合いの島に行くだけだった。琵琶湖の3倍以上の大きさがあるという太湖だが、この島は公園から2キロくらい沖にあるだけなので10分もしないで到着する。降りてみたが特に何もなさそうなので、今乗ってきた船に乗ってすぐに戻る。そのまま一気に無錫の駅まで戻った。

 上海から来る時は列車で来たので、帰りはバスで戻ってみよう。バスターミナルは駅の隣にあった。時刻表を見ると、一番早く発車する上海行きは虹橋空港行き。私が使った浦東空港と違って街中に近い空港なので、まぁいいかとチケット購入。が、ここで大誤算。チケットが行きの列車の倍近い75RMBもする。バスってそんなに高いの?と思ってよく見たら、空港行き以外は全然安くて25RMBくらい。しまった・・・。

 上海へ戻ったらもう暗くなり始めていた。ここでもう一回外灘へ向かう。本来であれば夜はライトアップされて綺麗なはずの外灘だが、今は大寒波到来に伴う電力不足ということでライトアップは消されて真っ暗。まぁある意味貴重なものを見た。ただ、遊歩道で売られていたとうもろこしはまずかったなぁ。2口食って捨てた。

20080210_08.jpg さて、晩飯にしよう。ぷらぷらと歩いていると、鍋料理の店を発見。寒いんで鍋でも食って温まるとするか、というわけで入ってみる。席に案内され、まず鍋のスープを選ぶ。感じのメニューの中から適当に選ぶと、辛いのと白湯が1つの鍋に入ったのが出てきた。次に具材を選ぶ。メインは羊肉、あとは野菜っぽいのを適当にチョイス。

20080210_09.jpg 具材が運ばれてくる。何だこの量は。日本の焼肉屋のように「これのどこが一人前じゃボケ」というようなことは全くなく、「これ20分で食ったらタダですか?」みたいな量がある。まぁ中国人もおそらく普通一人で鍋食いには来ないんだろうなぁ。

 中国人なら残してもなんともないんだろうが、そこは子供の頃から「もったいない」の心を徹底的に叩き込まれている日本人。しっかりと完食・・・したのは肉だけ。野菜はちょっと手をつけただけ。ただ、いろいろ出されて気づいたのは鍋に意外と合うのはきくらげ、全く合わないのはカリフラワー。いや、カリフラワーってちょっと煮込むと箸でつまめないくらいボロボロになっちゃうのね。まぁ、これで98RMBだったから安いもんだけど。

 しかし、食後どうにも気分が悪い。も、もしかして鍋の中にメタミドホスが入っていたか・・・いや、単なる食いすぎだよな。
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2008年02月09日

上海・賭博抜き旅行 その2

 爆竹の音とともに目が覚める。うるせぇ。せっかく朝早く目が覚めたので朝飯でも食うかということで朝っぱらからやっているお店をチェックすると、生煎という焼いた小籠包の店があるというので行ってみることにした。

 朝っぱらだというのに行列が出来ている。基本的に並ぶのが嫌いな私なので他の店に行こうかと思ったが、周囲を見回しても他に開いている店はない。仕方なく行列に加わる。しかしよく考えてみればちゃんと並んでいる人民を見たのは初めてだ。で、ようやく私の番が来る。4個で4RMB。安い。で、味の方はというと・・・うまい。中はスープがたっぷりで、迂闊にかじりつくとスープが飛び散る。はい、やりました私。

20080209_01.JPG 上海というのは結構朝が早い街のようで、観光名所なんかでも朝8時や9時にはオープンするところが多い。そんな中の一つ、ここも朝8時からオープンしている「東方明珠」という塔へ向かう。何しろ高いところが大好きなもんで。高さ486m、いずれ新東京タワーが出来れば抜かれるわけだが現時点でアジア最高の高さのテレビ塔。高さ90m、263m、350mの3つの展望台がある。この3つ全て、というか最上階の展望台に行くためには入場料150RMBがかかる。タワーの下部には「東方明珠」と書かれた看板があるのだが、これは江沢民の直筆らしい。歴史上おそらく日本最大の敵となった漢民族であろうと思われる江沢民。日本人は来るな!と言われているような気がする。まぁ、来てやったけど。

 朝っぱらなせいか大して並ぶこともなく中に入れる。下から順に見ていこうと思ったが、エレベーターでいきなり263mの展望台まで昇らされる。まぁ仕方ないかと思ったらそのままエレベーターを乗り換えさせられ、最上階350mまで昇らされる。

20080209_02.JPG 空気が澱んでいる&窓が汚れていることもあって案外眺めはよくない。私がこういう高いところに来たにしては珍しく晴れ渡った空だというのに、これはかなり期待はずれ。最上階でこれだから、下に降りてもそれ以上の眺めはない。これで150RMBはちょっと高いなぁ。

 東方明珠を出て、渡し舟で外灘へ戻る。少し歩くと、鉄道の切符を売っているところを発見。上海にももう疲れたし、ここらでちょっと上海を脱出しよう。というわけで、明日の無錫行きチケットを購入。これで明日は「無錫旅情」だ。
 その後、ぷらぷらと歩いていると「豫園」というところに出た。ここは歴史的見所が少ない上海にあっては珍しく明代からあるという庭園。で、その周辺が豫園商城という買い物したり食事をしたりするエリアになっている。・・・ここも人多すぎ。そもそも道が狭いので普通に歩いても人がすれ違うのがやっとくらいのところなのだが、そんなところにわんさかと人民が押し寄せているのでまともに歩くことも出来ない。ここに「南翔饅頭店」という小籠包の有名な店があるという。1階のテイクアウトの店は人ごみやら行列やらよくわからん状態になっているので、2階の食堂形式の店へ。食券はすぐに買えた。さぁ空席はあるのかな・・・と思ったらとんでもないことになっていた。席はやはりというべきか満席。で、食券を持った人たちが各自テーブルの周囲を囲んでいる。そして空席が出来た瞬間、ワッと押し寄せる人民。この席取りゲームに勝たないと小籠包が食えないらしい。ここでも並べない人民の本領発揮。しかも、様子を見ているとようやく座れてもなかなか注文を取りに来ない。30分くらい様子を眺めていたけど、「こりゃどうにもならんわ」と思って店をあとにした。当然買った食券は紙屑。20RMBが無駄に。

 その後またぷらぷらと歩いていると、マッサージ屋を発見。看板を見てみると足裏マッサージも全身マッサージも20RMBだと書いてある。とんでもなく安いな。まさか5分くらいで終わっちゃったりするんじゃないだろうな、と疑いながら店に入ってみたが、足裏も全身もそれぞれ1時間くらいかけてしっかり揉んでくれた。

 そういえば、上海は寒い。北海道や東北よりは寒くはないと思うけど、東京よりは間違いなく寒い。で、それだけ寒いと頭が冷える。頭皮が冷えるってのも結構辛いもので、下手すると頭が痛くなってくる。そこで毛糸の帽子を購入。かぶってみるとこれがまぁいい感じ。耳まで覆ってくれるのもまたいい。

 ホテルに帰って昼寝して、夕方からまたお出かけ。今度は「上海雑技団」を見に行く。今回行ったのは「上海馬戯城」という劇場。入場料は安いほうから80、180、280、380、580RMBという5種類。今回は180RMBの席をチョイス。しかしまぁ、これは凄い。人間ってこんなこと出来るんか、と驚かされる。セリフとかそういうものはないので、言葉がわからなくても楽しめるのも良い。これは一見の価値あり。ただ、売店で買ったペットボトルの烏龍茶からほのかな甘みが。「本場の烏龍茶は甘いのか」と思ったが、ほのかとはいえどうも自然ではない感じの甘み。よく見たら、「低糖」と書かれていた。さらによく見ると、なんとサントリーの烏龍茶だった。何のつもりだサントリー。キリンといいサントリーといい、海外ではずいぶん無茶してるな。

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2008年02月08日

上海・賭博抜き旅行 その1

 サブとしてためていたANAのマイレージがそこそこたまったので、この際使ってしまおうと思った。ちょうどANAのキャンペーン中で、韓国、中国、台湾路線は2割引のマイルで行けるということでさぁどこへ行こうかと考えたんだが、空席を検索してみると候補はかなり絞られた。具体的には上海と広州。広州はそこから陸路で香港を目指せる。どちらにしようか迷ったが、香港は金を払っても行きたいと思うが上海はどうかなぁと思ったんで、ただなら上海の方にするかということで上海に決定。上海に賭場はない。賭博抜きの海外旅行は実は生まれて初めてだったりする。

 チケットは羽田−関西−上海(浦東)、上海(浦東)−成田という行程。羽田−上海(虹橋)を使ってみようかと思ったんだが、この路線はキャンペーン対象外だとのことで断念。
※上海には2つ空港があって、国内線中心で市街地に近い虹橋と、国際線中心で遠くにある浦東。羽田と成田の関係に似ている。

 まずは羽田から関空へ。関空で飛行機を降りて、出国手続きをして搭乗ゲートへ。関空ってすごく歩かされるのね。1.5キロくらいは歩かされた気がするが、搭乗してみればさっき羽田から乗ってきたのと全く同じゲートに全く同じ飛行機。席が2つ後ろになっただけ。免税店で「白い恋人」が買えたからまぁ良しとするけど。

 久しぶりに日系航空会社の国際線に乗った。機内のモニターで笑点とかヘキサゴンが見られるのは日系ならではだろう。今回は機内がガラガラだったんで、嫌な客とかに出会わなかったのは幸いだった。

 笑点で楽太郎師匠が座布団10枚獲得したのを見届けると、上海浦東国際空港に到着。
 中国の通貨は人民元(RMB)。1RMBは約15円。なお、現地ではRMBを表すのに¥マークも使われている。元と円、そしてウォンは同じ語源だと聞いたことあるんだけど本当かね?

 まずは市内に出よう。ここ浦東からはリニアモーターカーで市内に出られる。といっても市内のど真ん中に出るわけではなく、郊外の龍陽路というところまで行って、そこから地下鉄に乗り換える必要がある。成田から西船橋あたりまで行って乗り換えるようなものか。チケットは50RMB。チケットを買って、荷物チェックを受けてから改札を通る。改札を通るとそこが待合室で、勝手にホームには行けないようになっている。で、問題は待合室がとても寒いこと。何しろ吐く息が白い。暖房ないのか?

 ようやくリニアに乗り込む。車内は3人掛けのシートが通路を挟んで両側にある。肘掛はなく、3つの椅子が隙間なく並んでいる。もう少しゆったり作りゃいいのにと思うんだが。人民は乗車時からもうハイテンションで騒いでいる。何がそこまでさせるんだろうか。

 出発するとあっという間に加速して、最高時速431km/hに到達。ただし最高時速を出しているのは正味1分あるかどうかで、その後減速している時間の方が長い。あと、感想としてはかなり揺れる。リニアってもっとスムーズに走るもんだと思っていたんでこれは意外。それからカントがきつい。そりゃまぁ新幹線の1.5倍近いスピードで走るわけだからそのくらいしないとカーブを曲がりきれないんだろうけど。この2つが合わさって、車内でコーヒーとかのんびり飲んでくつろぐことは出来ないと思う。そんな暇もないけど。

 空港を出発してたった8分で40キロくらいを走って龍陽路に到着。ここからは地下鉄で市内に出るわけだが、まずは「交通カード」を買おうと思った。これは香港のオクトパスほど便利ではないが、上海の交通機関のほぼ全てで使えるカード。最近アジア各国でこの手のカードが導入されているが、上海ではタクシーでも使えるらしい。で、駅の窓口に行ってカードを買おうとすると返ってきた言葉は「没有」。ちなみに「メイヨー」と発音する。ああ、中国に来たんだねぇ。どこで売ってるとか、どうしたらいいとかそういうのは一切なし。ただひたすらに「没有」を繰り返す。かつて中国では、買い物に行って店員が商品を持ってくるのが面倒だとか、飯を食いに行って作るのが面倒なものを注文してしまった時とか、そういう時は全て「没有」で済ますのが日常だったらしい。要するに社会主義の悪しき弊害で、物が売れようが売れなかろうが自分の給料には関係ないので面倒なことはやらん、と。それが未だに生き残っていたとは。

 普通に切符を買っても良かったんだが、切符売り場は長蛇の列、いや列じゃなくて人だかり。人民は並ぶということが出来ないので、我先に券売機に殺到する。仕方ないのでタクシーでホテルまで向かう。

 いつもの旅行ならホテルの予約なんぞしていかないのだが、今回は旧正月のまっただ中(2/7が旧暦の元旦)ということでホテルを予約しておいた。安いホテルなのでホテル名を言ってタクシーの運ちゃんに通じるようなところではない。地図を見せると、しばらく考え込んだあげく走り出した。だいたいこの辺かというあたりに来たのだが、ホテルが見つからない。ようやく見つかると、運ちゃんは我がことのように喜んでくれた。中国にもちゃんといい人いるじゃない。

 ホテルは某日系予約サイトで上海最安値だった宿。1泊138RMB。そんなところだから僻地にあるのかと思いきや場所は意外に便利なところで、上海最大の繁華街である南京東路から歩いて10分ほど。室内もバスタブがないことを除けば日本の安いビジネスホテル程度でさほど不便はない。ただ、バスタブがないのにバスフォームがあるのは謎だったが。
 荷物を置いて、とりあえず南京東路に出かけてみると人多すぎ。そりゃもううじゃうじゃと人民が歩いている。人の多さに疲れたのと小腹も空いたので、とある店に入って揚州炒飯を注文した。・・・何これ。具は卵とおそらく冷凍もののグリーンピースと人参だけ。味付けは塩のみか? しかも油でベチャベチャ。これを揚州炒飯と呼んでよいのか? 香港・繼L酒家の揚州炒飯とはディープインパクトとキングフラダンスくらいの差がある。まずっ。というわけで炒飯を残して店を出る。

 相変わらず人が多い南京東路から、歩いて外灘へ向かう。外灘というのは上海市内を流れる黄浦江の西側に沿った地域のことで、川沿いにかつての租界時代に立てられた古い建物が並んでいる。川の向こう側は浦東といい、近年開発された高層ビルが立ち並ぶ地域。その高層ビルを眺められる場所でもある。

 で、川沿いに遊歩道があるのだが、そこへ行くには南京東路から地下道を渡る必要がある。その地下道の入り口には人民が殺到している。その人民の群れに割って入って行く勇気がない、というよりそんなところに入って行ったら圧死するんじゃないかと思うくらいの人がいる。横に一人警備員が立って、「あっちの入り口も使え」みたいなことをアピールしているが人民は誰も言うことを聞かずに地下道に殺到している。まぁどうしても行かなきゃならん場所でもないしどうしようかな、と思いつつ数メートル先にある「あっちの入り口」を見てみると、ほぼ無人。あのなぁ、もうちょっと頭使えよ人民。

20080208_01.jpg で、ようやく遊歩道に出てみると、人多すぎというレベルじゃない。一昔前のダービーの日の府中ですか?というくらい。全然「遊歩」できない。しかも人民は前から来る人をあまりよけない。下手すりゃそのままぶつかってくる。この人たちに囲まれてあと4日も過ごさなきゃならんのか? なんかもう帰りたくなってきた。

 その後外灘の遊歩道から外れてふらふらと散歩し、そのままホテルに戻る。晩飯どうしようかと思ったが、外に出るのが面倒になったのでホテル近所の地元系コンビニでカップラーメンを購入。カウンターで豆食いながら接客するという日本では信じられない状態のこのコンビニ、ラーメンを買ったので「箸ちょうだい」というと「没有」と一言。結局買ったラーメンは無駄になってしまった。そのまま晩飯も食わずに就寝。疲れた・・・帰りたいよ・・・。

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