2013年09月16日

アメリカでドライブしよう その4

昨夜は自分がどこにいるのかもよくわからんままハイウェイを降りて宿を確保したが、どうやらシンシナティのちょい手前くらいのところにいるらしい。これは結果的に大失敗。というのは、みんな車で通勤するわけで、朝は大都市に向かうハイウェイが渋滞するのだ。シンシナティを過ぎてから宿を確保していれば渋滞に遭わずに済んだのに。

今日も数百キロ走る予定だが、途中でちょっと休憩。ハイウェイのすぐそばに大きなショッピングモールがあったので入ってみた。
アメリカのショッピングモールというのは広大な駐車場があって、そこに百貨店がいくつか入居していて、さらにその間を専門店が埋めるという形態のところが多いようだ。フードコートも完備しているので美味いかどうかはともかく食事も出来る。たいてい1軒くらいは中華や和食(レベルにはあまり期待しない方が良いが)の店もあるので、ハンバーガーやピザに飽きた時でも何とかなる。

さらにハイウェイを爆走し、クリーヴランド近郊にあるノースフィールドという村にやってきた。まずモーテルに宿を確保して、おもむろに洗濯などしてみる。

洗濯も終わったところで競馬場に向かう。ここノースフィールドにあるのは繋駕速歩の競馬場。繋駕速歩というのは日本でも昔は行われていたそうだが、馬の後ろに2輪の馬車をつないで走って・・・じゃなかった歩いて競うレース。歩く、つまり4本の脚のうちいずれかは必ず地面に触れていなければならない。馬の競歩みたいなもんか。

繋駕速歩のレースは普通の競馬場で行われることもあるようだが、ここノースフィールドは繋駕速歩専用の競馬場。馬場は1周1/2マイル、つまり約800メートルのダートコース。一般的なアメリカの競馬場にある赤土のダートではなく、砂っぽい感じ。コーナーには緩やかなバンクがつけられていて、パッと見ではオートレース場が少し大きくなった感じでもある。

この日は全てコースを2周、つまり1マイルでレースが行われていた。
2013usa_07.jpg平地や障害の競走であればまずゲートに入ってスタートするわけだが、繋駕速歩はちょっと違う。そもそも後ろに馬車を引っ張っているわけだからゲートに入れない。で、どうやってスタートするかと言えば馬場で各馬が返し馬をしているところに、おもむろに1台の乗用車が入って来る。乗用車の後部には両手を広げるかのように横に大きく広がるアームが取り付けられている。で、その乗用車がゆっくりと周回して向正面あたりでアームを広げると、その後ろに各馬がやってくる。アームがあるので馬は車を追い越せない。内から順に1番、2番と並び、8番までが横に並ぶ。9番馬は1番馬の後ろにつく(この日は最大で9頭立てだった)。車は馬が集まってきても止まらず、徐々にスピードを上げてスタートラインの間際でアームを閉じ、そのままレースがスタートする(車はスピードを上げて走り去る)。

レースが始まると、まずは全馬縦に並んで一本棒になる。そして残り1周くらいから、自力で捲って行く馬とそれについて行く馬がいる。なんとなく競輪っぽい感じでもある。9頭立てだし。小回りコースなのでさすがに直線一気は難しく、4角ではそれなりの位置にいないと届かない。

それにしても、場内に客がいない。どうみても100人以下だ。しかもほとんどの客はスタンド内にあるモニタ付きの席に座っていて、レースを見るために表に出てくるのは10人いるかいないかという程度。これで経営が成り立つのだろうか。

スタンド内では全米各地で行われている競馬の模様も放映されていて、もちろん馬券も買える。そしてクリーヴランド近郊ということでインディアンスの試合の様子も放映されていて、馬券そっちのけで観戦しているオヤジが数人(笑)。

アメリカなので飯は期待してはいけない。ハンバーガーとかピザとかそんなもんしかない。いや、まぁそれ自体必ずしも不味いわけではないけど、連日そんなもんばっかり食ってると見るのも嫌になる。

2013usa_08.jpg馬券的には、基本的には持ちタイム上位の馬を買っていればそう大きくは外さないようだ。もちろん人気になるので、それで稼げるかは別の話だが。取ったと思ったら2倍切る単勝とか、10倍つかない3連単とかだったりする。

そんなショボい馬券をいくつか拾いつつ、勝負どころではきっちりやられて今日も負け。最終レースが終わったら夜の11時過ぎ。日本のナイター競馬のように9時前に終わったりはしないのだ。
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月15日

アメリカでドライブしよう その3

ケンタッキーダウンズへ向かったハイウェイをひたすら逆戻りして、ケンタッキー州最大の都市ルイヴィルまでやって来た。ここにはケンタッキーダービーで有名なチャーチルダウンズ競馬場があるのだが、その前にちょっとより道。ルイヴィルスラッガーという、バットを作っている会社の博物館があるというので行ってみることにした。

2013usa_04.jpgMLBでは圧倒的なシェアを誇っているというこのメーカーのバット、かのベーブ・ルースも使っていたらしい。バットの製造行程を一通り見せてくれて、その後ここのバットを使った歴代メジャーリーガーの展示なんかを見物。一通り見たしさぁ帰ろう・・・というところで職員のおじさんに呼び止められた。
「君はどこから来たんだい?」
「日本です」
「おー、日本か。ちょっとこっちにおいで」
行ってみると、ここのバットを使った日本人選手のサインが展示されていた。
「あのホームランの記録を持っているサダハル・オーもうちのバットを使ったんだよ。オーは知ってるよな?」
もちろん知ってる。が、シーズン記録はこの前日にバレンティンに抜かれちゃったけど。
あと、中西太とか榎本喜八もここのバットを使っていたのか。ところが、最近の選手の名前がほとんどない。昔は舶来品の方がありがたかったんだろうなぁ。

見るもん見たし、いよいよチャーチルダウンズへ向かう。
2本の塔で有名なあのスタンドが見える。
2013usa_05.jpg

場内に入ってまず馬場を見ようとスタンドを通り抜けると、そこには大抵の競馬場であるはずの立ち見エリアが存在しなかった。本来立ち見エリアであるはずの場所は、相撲の升席のように区切られ、各区画にパイプ椅子が置かれている。直線からゴール板を過ぎて1コーナー過ぎまでひたすらパイプ椅子が並んでいる。各区画に番号が振ってあるところから判断するに、おそらくケンタッキーダービーのときは全部指定席になるのだろう。この日はそんなに客はいないので、みんな適当に座っていたけど。

2013usa_06.jpgケンタッキーダービーのときは10万を超える観衆が押し掛ける大スタンドも、この日はどう見ても数千人しかいない。なのでスタンドはガラガラだ。せっかくなので上の方に登ってみることにした。が、いかんせん古いスタンドなので、上からだとどこに座ってもどこを見ても視界に柱が入ってくる。まぁ、古いことに価値があるスタンドだろうから、建て直すことはないんだろうなぁ。

馬場はいかにもアメリカンなコースで、左回りの平坦小回り(1周1マイル)。外側にダートコースがあるのもアメリカの標準。

早速馬券を購入。アメリカ競馬は基本的に前々で押しきる。なので先行力がないと勝負にならない。というわけで、先行できそうな馬から流す。その方向性は間違っていないはずなのだが、ゴール直前で差されたりして微妙に外れる。そもそも、なんで馬連がないんだアメリカの馬券。いや、馬単ならあるので裏表買えばいいのだが、マークカードないし結構面倒くさいんだわ。

それでも何とか初的中もあって、お腹も空いてきた頃だったのでそれを元手に昼飯。ステーキサンドイッチみたいなのがあったのでそれにしてみた。ステーキはおいしいのだが、基本的にアメリカのパンって日本人の味覚にはあんまり合わないと思う。なんかパサパサというかボソボソとした食感のパンが多いよね。昨日の朝食に食べたパンがおいしかったのはかなり例外だったのだろう。

ちなみに、ケンタッキーダービー当日はみんなでミントジュレップというカクテルを飲むのが定番らしい。最近では日本ダービー当日に府中でも販売してたりするが、どうせなら何かオリジナリティのあるものにすればいいのに。それはさておき、ミントジュレップってケンタッキーダービーの日の名物なのかと思いきや、普段でも売ってるのね。飲んでる人はほとんど見かけなかったけど。

さて、戦線復帰。ひたすら馬券を購入するが、馬単で裏食ったり◎がゴール板直前で差されて3着に沈んだりの繰り返し。ここまで◎打った馬は昨日から全部3着までには入っているのだが・・・。

最終レースは一銭もいらないはずの殿人気の馬が3着に残ってしまって終了。チャーチルダウンズ、雰囲気はいいのだが当たり馬券を売ってないという致命的な欠陥があることが判明した。

再び車に乗って、今度はハイウェイをひたすら北東方面に向かう。行けるところまで行って、ガソリンが空になりそうなあたりでハイウェイを降りて宿を確保。
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

アメリカでドライブしよう その2

深夜2時過ぎに目が覚めてしまう。
海外へ行ってもあまり時差ぼけになることは今までなかったのだが、これが時差ぼけなのか?
その後も何度か寝たり起きたりを繰り返したが、結局午前5時には完全に目覚めてしまった。
仕方ない、外はまだ暗いがこのまま出発することにしよう。
モーテルが用意してる無料のコーヒーを飲んで、いざ出発。

今日はケンタッキー州の最南端、ケンタッキーダウンズ競馬場を目指す。
昨日のうちにずいぶん走ったと思っていたのだが、目指すケンタッキーダウンズまではまだ400マイル以上もあるらしい。

2時間ほど走ったか、ケンタッキー州はまだ先だがとりあえず朝食。
再び高速を降りる。

マクドナルドやバーガーキングに混じって個人経営っぽいお店があったので入ってみる。朝食メニューを渡してくれたので見てみたら、朝からステーキかよ・・・。
さすがに朝からステーキはご遠慮しておいて、コンビーフとジャガイモの炒めたやつをチョイス。これにスクランブルエッグとトースト、コーヒーがつく。ここでひとつ嬉しい誤算。トーストが美味い。トーストっつーか食パンが美味いというべきか。表面はカリッとしてるのに噛むとモチモチ。いいパン使ってるなー。

再び南下を開始。しばらくすると、お腹も満たされたせいか眠くなってきた。そんなときに休憩所を発見。ちょいと10分くらい休憩するか・・・と思ったら、1時間以上寝てしまった。

再度高速を南下。しばらく走ると、川を渡ってケンタッキー州ルイヴィルの街へ入る。ケンタッキーダービーで有名なチャーチルダウンズ競馬場はここにある。が、今日はルイヴィルをスルー。さらに高速を爆走し、そのままケンタッキー州を縦断して、たどり着いたよケンタッキーダウンズ競馬場。

ここはケンタッキー州の南の端、あと数百メートルも行けばミズーリ州というところにある。ケンタッキー州とミズーリ州の境界線はほぼ直線なのだが、どういうわけかこの競馬場の周辺だけ不自然に州境が南側にねじ曲がっている。

駐車場に車を止めて、スタンドに入った・・・と思ったらそこはカジノだった。スロットマシンが並んでいる。スロットマシンの脇を通り抜けて馬場側に出る・・・あれ?
今通り抜けたカジノ以外に、スタンドらしきものが全く見当たらない。
スタンドはどこに???

2013usa_02.jpgスタンドがない競馬場というのを初めて見た。ゴール板付近に柱と屋根だけの建物があって、そこで馬券は売っている。あとは売店と、写真判定用の写真を撮る部屋と、小さなターフビジョンくらいしかない。

また、アメリカの競馬場にしては珍しくダートコースがなく、芝コースのみ。立ち見エリアはほとんどが芝生、内馬場も芝生。なので見た目としては「草原にラチを設置してみた」という感じ。

2013usa_03.jpg今日はケンタッキーターフカップというこの競馬場一番の大レース、といってもG3だけど、がメインレースに組まれていて、そのせいか場内はお祭りの雰囲気。バンドが来て演奏なんかしてる。が、この演奏がファンファーレが鳴ろうがゲートインが始まろうが止まる気配がない。ゲート開く直前、ピタリと合わせたかのように演奏終了。狙ったんだとすればすごいが・・・。

馬券はまず単複、ただし複勝は2着払(Place)と3着払(Show)が同時に売られている。そして連勝式は複式が全くなく、連単、3連単、4連単。あとは重勝式。マークカードはなく、タッチパネル式の画面を操作して購入する。現金で買える機械もあるが、多くはバウチャーを挿入して購入する方式。バウチャーは窓口で買うか、現金の機械で買った時のおつりがバウチャーで出てくるのでそれを使う。

・アメリカにしては広い馬場
・直線も長い
・その割には前残り多い
・時計は日本よりかかる
・全体的に上がりがかかるイメージ
・観客はみんなビール飲んで酔っぱらっている
・たぶん馬券代よりビール代の方がかかっている
・子供が走り回るのは日本もアメリカも同じ
・場内で売ってるハンバーガーがまずい(泣)
・やっぱりアメリカのパンはまずいんだよ
・狙った馬がゴール前きっちり差される
・差されないと思ったら相手に買ってない馬が来る
・本命馬は全部3着までには来ている
・なのに的中が一つもない
・メインのケンタッキーターフカップもきっちりやられる
・そして最終も撃沈
・悔しいのでカジノでスロットマシンを回す
・傷口を広げるw

それにしても、場内であれだけ豪快に酔っぱらっていた客はどうやって帰ったんだ?この競馬場はどう考えても車じゃないと来られない場所にあるんだが。

ハイウェイで少し北に移動して、今夜の宿を確保。
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月13日

アメリカでドライブしよう その1

昨年ジャマイカに行った帰りにダラスで乗り継ぎがあったので、一泊してレンタカーを借りてドライブしたら楽しかった。それ以来、いつかアメリカでドライブする機会を作ろうと思っていた。というわけで、早速行ってみることにした。

とりあえず成田からシカゴまでのチケットを確保していざ出発・・・の前に、成田空港近くのサテライト成田&エフケイバ成田へ立ち寄る。競輪と南関競馬の場外発売所なのだが、こんな素敵な施設が空港のすぐそばにあるなら利用しないのはもったいない。ちなみに、成田空港からなら車で10分もあれば到着する。

1階が競輪、2階が南関競馬の発売所になっている。1、2階を行き来しつつ、両方に投票。すると、京王閣の車券が的中。2車単5000円台の好配当で、出発前から勝者になってしまった。気分よくシカゴへ向かって飛び立つ。

2013usa_01.jpg11時間半後、シカゴに到着。まずはレンタカーを借りる。アメリカでレンタカーを借りる場合、「この車に乗れ!」と車が指定される場合と、ズラッと並んだ車から自分が好きなのを選ぶ場合との2パターンがある。昨年は後者だったが今回は前者だった。で、普通のセダンを予約していたはずが、アップグレードということかSUVを指定された。目線が高い車はどうも落ち着かないのだが・・・。

カーナビも借りて、いざ出発。ケンタッキー州を目指す。

シカゴ市内の渋滞を抜けて、インディアナ州に入る。今日中にケンタッキーまで行くのは難しそうだから行けるところまで行こうと思っていたのだが、インディアナ州に入ってしばらくすると睡魔がやって来た。まぁいいや、今日はこの辺で一泊しようと高速を降りる。

高速を降りるとガソリンスタンド、モーテル、ファストフードのお店がある。まずは今夜の宿を確保して、それから晩飯。といってもいかんせんファストフードくらいしか選択肢がない。ステーキハウスがあったから入ってみたら30分待ちだと言われ断念。結局、マクドナルドになってしまった。アメリカまで来てマクドナルドってのもなぁ。まぁ本場と言えば本場のマクドナルドってことになるんだろうけど。
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月03日

聖地巡礼 その5


朝6時過ぎの電車で、マンチェスター空港に向かう。
マンチェスターからヒースローに飛び、そして成田に戻る。

成田への機内で事件発生。
CAさんにコーヒーをこぼされた。白いセーターがコーヒーで染まる。
まぁ、それ自体はそう珍しいことではない。適切に対処してくれればそれで済む話だ。
で、CAさんは「とりあえずこれを着ておいて」とファーストクラス用のパジャマを渡してくれたのだが、問題は成田から家までどうやって帰るか。今回は往路が羽田発、復路が成田着の日程だったので電車で帰宅するつもりだったのだが、着て帰る服がない。「それ着て帰れば?」と言われたが、なんでパジャマを着て帰らなきゃならんのか。何の罰ゲームだそれは。

「成田に着いてから地上係員と相談してくれ」というので成田に着いて交渉の結果、「車をご用意いたします」と。タクシーでも来るのかと思ったら、黒塗りのハイヤーがやってきてちょっとビビった(笑)。
※後日談:セーターはどうやってもコーヒーのシミが落ちず、結局代替品を航空会社の負担で購入してもらいました。
ラベル:イギリス
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月02日

聖地巡礼 その4

DSC_0116.jpg朝飯にイングリッシュ・ブレックファストを食う。
イギリスがメシマズの国であることはすでに書いたが、そのイギリスで美味しいとされているのがこのブレックファスト。「イギリスで美味しいものが食べたかったら、一日三回ブレックファストを食べればいい」とまで言われるブレックファスト。いや、正直このブレックファストがそこまで美味しいと言うよりは他がひどいというべきだがw ちなみに、本当に一日中イングリッシュ・ブレックファストを提供しているお店もある。名古屋には一日中モーニングを提供している店もあるが、同じようなもんだろうか。

お昼も過ぎて、いよいよ聖地アンフィールドへ向かう。
私が止まっていたホテル最寄りのバス停からバス一本、乗り換えなしでアンフィールドまで行ける。
試合開始までまだずいぶん時間はあるが、車内にはすでにサポーターの姿もある。バス停はスタジアムの目の前(Kopスタンドの真裏)にあるので、降りる場所を間違えることはなかろう。

IMG_0918.jpgずいぶんと早くアンフィールドへ来てしまったが、それは試合開始前にスタジアムツアーに参加するため。
試合当日のツアーは普段とちょっと違ってロッカールームには入れないのだが、それでもあの有名な「THIS IS ANFIELD」の看板は見るだけじゃなくて触ることが出来る。そして選手と同様に通路を通ってピッチの脇まで行くことも出来る。日程に余裕があれば試合がない日にツアーに参加して、別途試合を見に来る方がいいだろうが、まぁ試合当日でもそれなりに雰囲気は味わえる。ピッチ脇に立った最初の感想は「・・・このスタンド、三ツ沢よりは大きいか?」だった。4万5千人入るわりには、スタンドは案外小さく見える。
IMG_0933.jpg
アンフィールド周辺にはマフラーやTシャツを売っている屋台がある。もちろんオフィシャルものではないが、その分気の利いたセリフが書いてあったりする。例えば、「ドナーカード:私が死んだら、私の体は必要としている人のために役立ててくれ。ただし、そいつがマンチェスターユナイテッドのサポーターじゃなければな!」なんてTシャツが売っている。あと、マンチェスターユナイテッドのエンブレムが印刷されたトイレットペーパーとか。これで尻を拭け、と(笑)。そう、Liverpoolにとって最大の敵はダービーマッチを戦うエヴァートンではなく、マンチェスターユナイテッドなのだ。

アンフィールドのチケットを手に入れるのは結構大変で、本来はファンクラブに入会して(当然年会費がかかる)、会員向け発売で購入するのが基本。また、チケットを手配してくれるエージェントに頼むという手もあるが、これは結構費用がかかる。で、手っ取り早くチケットを購入するために私が選択したのは「ホスピタリティ」という、試合前の食事やハーフタイム・試合終了後の紅茶などがセットになったチケット。そこそこいい値段がするが、エージェントを経由することを考えればたいした違いはない。(この日のチケットで180ポンド、対戦相手やレストランのレベルによって異なる)

というわけで、試合開始前にまずはスタンド内にあるレストランで食事。出されたのはカレー。う、美味い。イギリス滞在中に美味しいと感じた料理は中華、ケバブ、そしてこのカレー。どれもイギリス料理じゃないのは偶然ではなかろう。なお、料理は無料だが、コーヒー紅茶以外のドリンクは有料。

レストランにはモノマネ芸人(?)がやってきて、場を盛り上げてくれる。「スティーブン・ジェラードさんがやってきました!」とか。あとはベッカムとか、「今はチェル・・・ごにょごにょ、まぁそっちの方にいる(当時)ラファ・ベニテス監督です!」なんて具合に。

試合開始ちょっと前にスタンドに向かう。ちなみに、スタンド裏からスタンドに出るところに線が引かれていて、「ここから先はアルコール持ち込み禁止」と書かれている。
バックスタンド(センテナリースタンド)の前から2列目という位置。ピッチが目の前に見える。ただし、前後左右の間隔はものすごく狭い。普通に座ると前の座席に膝が触れてしまうくらい。また、当然ながら満席になるので左右にも人が座るが、そうなると焼き鳥の肉状態に密着してしまう。ただ、狭いが故にスタンドの一体感はある。

試合開始直前、あの「You'll Never Walk Alone」が場内に流れる。当然みんなで合唱する。このためにAnfieldへ来たと言ってもいい。

この日はサンダーランドとの一戦。アウェーのサンダーランドサポーターはとにかく元気。プレミアの場合、基本的にアウェーのチケットを購入できるのはホームゲームで一定数以上のチケットを購入している客に限られるので(特にチケットを入手しにくいゲームの場合)、言って見れば精鋭部隊みたいなもんだ。

が、試合開始前から元気だったサンダーランドサポーターを意気消沈させるかのようにスターリングのゴールが決まってリヴァプール先制。プレミアではゴールが決まった瞬間スタンド総立ちで盛り上がる(この際の反応が速い!)が、なんせ焼き鳥の肉状態なので、周囲が立ち上がれば嫌でも自分も立ち上がらざるを得なくなる。でもこれが楽しい。

ハーフタイムはレストランに戻って紅茶を一杯。その後、スタンドを探索するがスタンド内でもブックメーカーが営業しているのはさすがイングランド。

DSC_0138.jpg後半はスアレスが2発決めて、3−0でLiverpool勝利。試合終了直前には再びYou'll Never Walk Aloneの合唱(こちらは場内スピーカーからは流れず、ファンみんなでの合唱)。すばらしい試合だった。試合終了後、他会場の結果がアナウンスされたが、チェルシーが負けたとアナウンスされた時の大歓声はすごかった(笑)。

試合後は再びレストランに戻り、コーヒーなんぞ飲みながらVTRで試合を振り返る。最高の気分。

Anfieldはバスしか交通手段がないので、みんなでバスを待つ。ほとんどの客はバスで帰るので、そう簡単には乗れない。試合直後にタイトなスケジュールを組むのは危険だろう。
ラベル:イギリス
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月01日

聖地巡礼 その3

生まれて初めて年明けを海外で迎えた。
リヴァプールの年明けは特に正月らしい雰囲気もなく、単なる休日という感じ。

元日早々、初打ちに出かける。
リヴァプールから電車で1時間半ほど、ウォルヴァーハンプトンという街で競馬が開催されている。一般的にイギリス競馬は秋が過ぎるとシーズンオフなのだが、障害とオールウェザーの開催は冬でも行われている。

ウォルヴァーハンプトンの駅前でタクシーに乗って、「Racecourceに行ってくれ」というと、「馬か?それとも犬か?」という想定外の返事が。犬もあるのか!でもここは初志貫徹で競馬場へ。

IMG_0833.jpgタクシーはなぜか某有名ホテルチェーンのホテル前に横付けされた。どういうわけなのかは知らんが、ホテルと競馬場のスタンドが一体化している。すばらしいホテルだな。

お正月だからなのか、通常10ポンドの入場料がこの日は無料。Premier Enclosureという特観席が通常15ポンドから5ポンドに値下げされていた。無料になっていたので私にとってはどうでもいいが、10ポンドって高いな入場料。(1ポンド=約140円)

スタンドは小さい。そのせいもあってか、そこそこにぎわっているように見える。そしてイギリスなので、コース沿いにズラリとブックメーカーが並んでいる。ブックメーカーが売る単複の他にも、馬単や3連単、4連単も発売されている。

1レースは5頭立て。馬単2点で読み切って馬券購入。2013年の打ち初め、見事的中。しかし配当1.9倍w いきなり取りガミ。しかし次のレースも的中して、新年早々2連勝。今年はいい年になりそうだ。

ところで、イギリスと言えば飯がマズいことで有名。イギリス滞在3日目にして早くも飯のまずさに辟易としていたので、場内で売られていた中華に手を出す。日本で食ったら「女将を呼べ!」クラスのものだと思うが、それまで食っていた飯があまりにもまずかったので、そんなのでもとても美味しく感じる。しかしこんな場末の競馬場でも中華売ってるのか・・・漢民族の底力だな。

IMG_0852.jpgプログラムには「前走からの日数」が大きく表示されているのだが、この数字がやたらと小さい馬が多い。「2」なんて馬もいて、要は中1日だ。この馬がどういう使われ方をしているのか気になって調べてみたら、前年12月だけで4走、そしてこのレースに出走した後1月だけでまた4走。凄まじいローテーションだ。

序盤2レース的中と幸先のよいスタートだったが、そこから後が続かん。そろそろ一発逆転を狙いたいのだが、2012年は3連単が自分の回収率を大きく押し下げていることに気づいたので2013年は3連単は極力控えようと思っていた。しかしいかんせん4頭とか5頭しか出走がないレースが多く、そこで単勝や馬単ではどうにも稼げないので、新年早々誓いを破って3連単を購入。すると、2−1−3着2連発。おぉ・・・。

最終レースは穴狙いで一発逆転をもくろむも、ゴール前1ハロンで紙くず確定。
泣きながらウォルヴァーハンプトンを後にする。
ラベル:イギリス
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月31日

聖地巡礼 その2

 朝は7時過ぎに目覚めたのだが、外は真っ暗。緯度が高いだけに日の出も遅いらしい。
 せっかくのイギリスなのでイングリッシュブレックファストでも食おうかと思ったが、まだ日も出ていないせいかどこのお店も開いてない。雨も降ってきたし、仕方ないのでホテルに戻って朝食。

 今日はまず携帯のSIMカードを買わなければならん。ホテルを出てしばらく歩くと、Vodafoneのショップを発見。イギリスでは、SIM自体は無料らしい。そこに適当な金額をチャージして、セッティングもしてくれる(端末の表示言語は英語にしておいてあげましょう)。

 ホテルの近くにLiverpool Oneというショッピングセンターがあったので徘徊していると、我らがLiverpool FCのオフィシャルショップがあった。ちなみに2軒隣にはEverton FCのオフィシャルショップ(その名もEverton Two)もあったがまぁそれはどうでもいい。Liverpool FCのオフィシャルショップ、店内は当然ではあるが真っ赤だ。右見ても左見ても、上の階へ行っても真っ赤っか。すばらしい。

 その後もLiverpool Oneを徘徊していると、明日のCheltenham開催中止決定のお知らせが。遠路はるばるイギリスまで来て無駄足か・・・。まぁ、仕方ない。Wolverhamptonでオールウェザーコースの開催があるので、そっちへ行くか。

IMG_0788.jpg 「旅の恥はかき捨て」とはよく言うが、日本ではなかなかやりづらいことでも旅先ならまぁいいか、と思えることがある。というわけで、おっさん一人で観覧車に乗ったw が、回り始めたら雨が強くなってきた・・・。

DSC_0098.jpg 大晦日のリヴァプール。BBCが紅白歌合戦を放映するわけもなく、除夜の鐘がなるわけでもなく、調べてみたら特に新年らしいいイベントがあるわけでもなく、淡々と新年を迎える。が、新年を迎えた瞬間ホテルの外から花火を打ち上げる音がした。おお、リヴァプールでもこういうイベントあるんだ!と思って外に出てみたら、若者が自主的に打ち上げていただけだった。あまりに自主的すぎたせいか警察がやって来たw
ラベル:イギリス
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月30日

聖地巡礼 その1

 1984年12月、生まれて初めてプロのサッカーの試合を生で見た。国立競技場で行われたトヨタカップで、そのときに来日したのがリヴァプールFC。この日以来、リヴァプールFCのサポーターである。一度は聖地アンフィールドへ行かねばと思っていたのだが、ついにその機会がやってきた。

 せっかくイギリスまで行くのでやっぱり競馬場にも行っておきたい。冬のイギリスと言えば障害のシーズンだが、ちょうど元日にCheltenhamで開催があるというのでこれ幸いとばかりに行こうかと思った。が、出発直前にCheltenhamが天候不良で開催中止になるかもしれないという知らせが・・・。

 羽田からロンドンに飛ぶ。最近は長距離フライトにも慣れてきた。
ロンドンに到着して、まずは入国手続き。アジア圏だと日本のパスポートは無敵なのでたいていスンナリと入国出来るが、大英帝国ではそうはいかない。これが2回目のイギリス入国だが、「あんた何しに来た?」と今回も聞かれた。「フットボール見に来たんだよ!」「どこで?」「アンフィールド!」これで何とか入国審査を突破。

 国内線に乗り継いでマンチェスターを目指す。その前にちょっと小腹が空いたので何か食おうと思ってサンドイッチを買ったのだが・・・まずい。そう、ここはメシマズの国イギリス。初っ端から洗礼を受ける。

 国内線でマンチェスター空港に到着。預け荷物はロンドンでスルーされてマンチェスターまで来ていたのだが、そういえば税関を通っていない。よく見ると、マンチェスター空港のバゲージクレイムの脇に「申告するものがある方はこちら」みたいなカウンターがあった。わざわざそこに申告しに行くお人好しはそんなにいないんじゃないかと思うのだが・・・。

 マンチェスター空港の駅からリヴァプールまでは電車で一本。毎時1本はある。1時間ほどでリヴァプール・ライムストリート駅に到着。ホテルへ移動してチェックインを済ませ、街中へ散歩に出る。

DSC_0119.jpg ちょうど晩飯の時間というところでフィッシュ&チップスの店を発見。イギリスらしい食い物なので、とりあえず食ってみる。白身魚のフライとフライドポテト、これに塩と酢をかけて食う。酢はモルトビネガーというやつで、日本の酢よりまろやかな感じなのでかなり大量にかけて食うくらいでちょうどいい。これはこれで美味しいのだが、揚げ物&揚げ物が大量にあるわけで、終盤になるとかなり飽きて来る。ポテトを半分くらいにしてサラダとかもう少しあっさりしたものをつけてくれるとありがたいのだが。
ラベル:イギリス
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月29日

ダラスの街、そして帰国

ホテルで朝食を済ませ、チェックアウト。
飛行機は午後の便なので、午前中はちょっと観光でもしよう。

車を走らせて向かったのはテキサス・レンジャーズの本拠地レンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントン。中には入れないので外から様子を覗いただけだが、立派な球場だ。が、そのすぐそばにあるNFLダラス・カウボーイズの本拠地カウボーイズ・スタジアムは収容人員8万人の屋根付きスタジアムだから、それと比べると小さく見える。
Dallas03.jpg

次に向かったのはダラスで最も有名な場所・第35代大統領ジョン・F・ケネディの暗殺現場。狙撃犯のオズワルドがいたとされる場所は現在では博物館となって一般公開されている。

Dallas04.jpg

一通り見物を済ませ、昼飯。
テキサスらしく肉を食う。
1ポンドの巨大なステーキ。
赤身の肉だから、肉自体は多少大きくても食える。
ただ、付け合わせのポテトが・・・。

空港に向かう。
ガソリンを入れてレンタカーを返却して、チェックインを済ませて搭乗口へ。
が、どうも乗り継ぎのサンフランシスコへ向かう飛行機が遅れるらしい。
職員に聞いてみる。
「サンフランシスコから乗り継ぎがあるんだが大丈夫か?」
「大丈夫だよ、ちょっと待ってな」
おとなしく待っていたが、出発予定時刻がどんどん遅くなる。
「本当に大丈夫か?」
「大丈夫だから待ってろって」
・・・さらに出発予定時刻は遅れ、どう考えても大丈夫じゃない。
「サンフランシスコで乗り継げるのかこれ?」
「・・・多分無理だと思うが、とりあえずサンフランシスコまで行け」
おいおい。どうなってるんだアメリカン航空。
遅れている間にもう1本サンフランシスコ行きがあったんだから、そっちに振り替えてくれればよかったのに。

結局3時間近く遅れ、サンフランシスコに到着したときには乗り継ぎの飛行機出発5分前。
どうやっても乗り継げない。
カウンターで交渉すると、翌日の飛行機ならチケットを用意出来るという。
が、翌日は首都圏を台風が直撃する模様。
どうする?

あれこれ交渉の結果、この日夜の便でサンフランシスコからキャセイパシフィックで香港へ飛び、香港から成田に帰国することで話はついた。とんでもなく遠回りな帰国。ま、おかげでマイルは余計にたまるからいいけど。

が、サンフランシスコから香港への便は3人掛けの真ん中の席、しかも隣のオッサンがクチャラーときた。これはつらい。
地獄のようなフライトを経て香港に到着。

この日香港で競馬やっていればこのまま降りてしまおうかと一瞬思ったが、残念ながらこの日は非開催日だった。おとなしくラウンジで時間をつぶし、成田行きの搭乗ゲートに向かうとビジネスクラスにアップグレードされた。不幸中の幸い。

CX_Meal.jpg

キャセイのビジネスクラスシートで飲むカプチーノは美味しい。いや、今まで一度も自腹切ってキャセイのビジネスクラスに乗ったことはないんだが。

遠回りの末、ようやく成田に到着。
疲れたー。
ラベル:アメリカ
posted by 穴魔 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。